小児科で働くナースは、看護に関する業務と同じくらい子供と関わる時間が多い。小児科には0歳から中学生くらいまでの幅広い年齢の子供が訪れる。病院によっては高校生くらいになると小児科でなくても問題ない場合もあるが、既往歴によっては20歳を超えても小児科に入院する場合もある。そのため、小児科ナースには幅広い年齢層の子供達をケアするための知識が必要とされる。
さらに、小児科と言っても子供と一緒に親や保護者とコミュニケーションをとる必要もある。親や保護者の不安を和らげ、自宅でのケア方法を適格に伝える役割もあるのだ。
子供は大人と違って、少しの痛みでも大泣きしてしまったり、上手く言葉で自分の症状を伝えられなかったりすることがある。子供が苦しんでいる理由がわからずに戸惑ってしまうこともあるが、小児科ナースは辛そうにしていた子供達が回復し元気を取り戻していく過程をすぐ近くで見ることができる。看護の仕事を通して子供達の成長を感じることができるのは小児科ナースのやりがいの1つとも言えるだろう。小学生の時に入院していた子供が中学生になって元気な姿で会いに来てくれるような喜びもあるのだ。
子供が好きだからという理由で小児科ナースの道を志す人も多くいる。採血や点滴を怖がる子供の表情を見ながら処置を施さなければいけないため、辛い気持ちになってしまう時もあるだろう。しかし、それでも子供達が回復して元気な笑顔を取り戻した姿を見ると、小児科ナースの仕事のやりがいを感じることができるのだ。
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